冷え性改善のお灸とツボ

症状別のツボ紹介

冬になりすっかり気温も下がり、寒い日が続いていますね。寒くなってくると気になるのが「冷え」です。
「冷えは万病のもと」と昔から言われますが、冷えを放っておくと様々な不調を生じます。今回は冷えを改善するツボをご紹介します。

なぜ冷える?

冷えは、本来働くべき体温調節機能がうまく機能していない状態です。様々な原因が考えられますが、主に以下のことが考えられます。
・自律神経の乱れ
・血液循環が悪い
・筋肉の量が少ない
・ホルモンの乱れ
また、冷えを感じる方の多くは、特に手足の冷えを強く感じているのではないでしょうか。

手先・足先は心臓から遠い所になるので、なかなか血液が行き渡らずに冷えることが多いです。日頃から血液循環を良くしておくことで手足足先にもしっかり血が巡るようになると冷えは改善されていきます。

鍼灸治療で冷えを改善

鍼や灸をすると、血行が良くなることで冷えが改善されます。
当院では、サーモグラフィカメラを使って、施術前後の冷えの度合いを確認しています。

施術前には、足先がとても冷えていましたが、↓↓

施術後には足先の温度が上がっています。
施術を始めるときには冷えていた手先も、

↓↓

すっかり温かくなりました。

1回のみの施術では、また元に戻ってしまうこともありますが、鍼灸治療を続けていくと徐々に徐々に冷えが改善されていきます。
加えて、自宅でのセルフケアを行うことで、さらに改善が早まります。

ポカポカ手足に♪冷え性改善のツボ

冷えの改善にはお灸がおすすめですおすすめのツボをご紹介します。

→「ツボってなに??」ツボについてはこちらの記事をご覧ください

➀三陰交(さんいんこう)

まず一つ目が、足首にある内くるぶしから指3本分上に上がったところの骨のキワ「三陰交」というツボです。押すとツーンと響くような感覚があります。
このツボは、足の冷えやむくみ、また婦人科系の症状にも効果的なツボなので、女性には特に大事なツボです。

➁太渓(たいけい)

次に、太渓というツボです。内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみのところにあるツボです。
このツボの下には、足の指先に行く血管が通っているので、ここを温めると足の先まで暖かくなりやすいです。

冷え性ツボ

温めには「お灸」が最適!

お灸の行い方

冷えを改善するためには、ツボにお灸をすることがお勧めです。

→「お灸ってなに?」「お灸の効果」「お灸の種類」についてはこちらの記事をご覧ください

週に2~3回、1つのツボに2~3個くらい行います。
お灸は温め効果に加えてリラックス効果も高いので、夜寝る前に行うことがオススメです。

お灸を行うときに出る煙が気になる方には煙がでないタイプのものもあります。
また、火を使うのに抵抗がある方などは、「火を使わないお灸」というシールタイプの貼るだけで出来るお灸もあります。

身近なものでお灸代わりに

お灸が出来ない場合には、身近なものをお灸代わりに代用できます。

➀ドライヤー灸

ドライヤーの熱を当ててツボを温めます。風の強弱が調整できるものであれば「弱」の設定で、皮膚から15㎝程度離して行ってください。
ドライヤーを少し動かしながら、同じ場所に熱風を当て続けないように注意してください。
お風呂上りに髪を乾かすついでに手軽に行えます。

➁ペットボトル灸

温かいペットボトルを直接、またはハンカチなどにくるんで皮膚につけてツボを温めます。
外出先などでも、温かいお茶などのペットボトル飲料があればどこでも行えます。

 

冷えが改善してくると、生理痛が軽くなったり、むくみにくくなったり、様々な良いことがあります。
是非冷えの対策をしてみてください。
おすすめのツボの詳しい場所や、お灸についてなどはお気軽にスタッフまでお問い合わせください(^^♪

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